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チェリー材のテーブル。
真ん中が少し膨らんだデザインで、天板や脚もふっくらと丸みがついています。
大きくないサイズなのと、クラシカルなデザインがお好みということもあってアクセントに「千切り(ちぎり)」をウォールナット材で入れました。
千切りは、割れがある材料の割れどめだったり節を埋める意味がありますが、今回はそういうものはなくあくまでもアクセントの一つとして。
Rが多めで優しい印象のデザインによく合っています。
ナラ材のTVボードです。
最近のTVボードはTVが薄いこともあって、奥行きがあまりないものが増えていますがこちらはしっかりと奥行きがあります。
高さも普通のものより高めなことにお気づきでしょうか?
理由があります。
こちらはTVボードであり、ワンちゃん用のケージでもあるのです。
格子戸の中をケージとして使用するため、地板はポリ材というツルッとした塗装をしてある材料で水拭きも出来、
お掃除しやすい素材になっています。
また、床と段差があまり出ないように台輪などはつけていません。
もちろんTVボードとしてお使いなので天板には配線の為の穴を開けて、線は後ろに逃がせるようになっています。
右の収納は上は前に開けるようにして、デッキなどを収納。
下の引き出しは深さもあるので、ペット用品なども充分収納出来ます。
こちらを納品している間、興味深そうに見ていたこのケージの住人になるワンちゃん。
我が家の犬種と同じでしたが、うちのワンと違ってお利口そう・・・
思慮深そうな眼差しで、ニューハウスをジッと見つめていました。
気に入ってくれてるかな・・・?
2024年が始まり、思いもかけない災害が起き
お正月を暖かなところで過ごせずにいた方々がいたということに改めて胸が痛みます・・・
たくさんの被災された方たちは、まだまだ大変な状況だと思います。
心よりお見舞い申し上げます。
東日本大震災の時も思いましたが、自分に出来ることは限られていてもどかしさばかり。
何かができると思うことが傲慢なのかとも思ってしまいます。
当たり前であった日常がなくなってしまった人たちの心はいかばかりか・・・
「生活」「日常」
そういうものが皆にとってどれだけ大事なものかということを考えずにはいられません。
家具も壊れたりしていなければ意識することさえないかもしれません。
それで良かったのに。
意識することのなかった「日常」に早く戻れますように・・・
本年最後の営業日となりました。
今年もたくさんのお客様のところに家具を納めさせて頂きました。
オーダー家具という特性から、お客様は形の相談、仕様の相談、材料の相談・・・
と、色々決めなくてはいけないこともありますし、そこからスケッチお見積もりを見てご検討頂き・・・
と、既製の家具を買うよりもずっと考えて頂くことが多かったり、時間もかかったりします。
そういったお手間を考えても、うちの家具を選んでご注文頂いたということは本当にありがたいことです。
そこまでの気持ちを頂いた家具ですので、絶対に満足してもらえるようにと真剣に丁寧に作ってきたつもりです。
幸い今年も、納品したお客様皆様から喜んでもらえました。
家具作り、まだまだ難しくて試行錯誤の日々ですがとにかく丁寧に!
を、モットーに来年もご注文下さるお客様皆さんに「頼んでよかった!」と思って頂けるものを作り続けていきます!
本年度の営業は本日12月28日までです。
新年は1月5日(金)から営業致します。
今年も一年ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい・・・
早いものでもう12月も後半になろうとしています。
毎年のことながら、年末の時間の進みの速さよ・・・・
今年もたくさんの家具を納めさせて頂きました。
今年は、例年以上にリピーターさんが多かった気がしています。
吉祥寺にお店を始めてからで言っても12年ほど経っていますので、その中でお付き合い頂いたお客様から「そろそろこんな家具も・・」
とお問合せ頂くことも多く、長くやってきたんだな〜と改めて思います。
以前も書きましたが、リピートして下さるということは納めた家具に満足頂いた、ということでもありますので嬉しい限りです。
今回のお客様もそんなリピーターさんのお一人です。
ご自宅の建て替えに伴っていくつか家具をご注文下さいました。
本日はその中のキッチン部分の家具類をご紹介致します。
チェリーのキッチンカウンター、吊戸収納、背面収納です。
カウンター収納は大きな木目が綺麗に横に流れて存在感がある大きさ。
高さもかなりあるので、広いリビングですが迫力があります。
この高さにしているのは、正面からは全く中を見せないため。
施主様はアーティストでいらっしゃるので、ご自身のしたいイメージもはっきりお持ちでした。
そのご希望を材料と仕様で具現化するお手伝い、というような制作でした。
空間が抜けていて、余計なものがないご自宅ですので、なるべくごちゃごちゃさせずに、
でも、収納力は十分にあるキッチン収納になったと思います。
直線的でシンプルな形ですが、ステンレスの天板とチェリー材の組み合わせで個性的な雰囲気も。
カウンター側と、IHのある作業スペース側には手元を照らすライトもつけて、作業もしやすそうです。
吊戸は開き扉ですが、下台は引き出しの収納が多く、重いものなどをしまっても取り出しやすいと思います。
引き出しの収納に食器をしまうお客様が増えていますが、奥のものまで取り出しやすく、何があるのか見やすいのも利点ですね。
こちらのお客様のところは、ご自宅の建築と並行して納めた家具と、
完成後にも少しづつ納めていった家具などたくさんありますのでまたご紹介させて頂きます。
あまりにも・・・あまりにも・・・間隔が開いてしまったブログ更新になりました・・・
Instagramの方も細々と、細切れに更新していて頻繁に発信しているわけでもないのですが、
ブログはインスタを言い訳に完全におろそかにしていました・・・
「ブログの方しか見れない人もいるよ」
と言われ、反省し(?)久々の更新をしてみることに。
久々の更新は、ひっそりと小さいものから。
小さいものですがNATURE FURNISHらしいものかもしれません。
ご依頼頂いたのは、「リビングに植物を飾りたいので、それを置けるような台?のようなものを」というもの。
オーダーというと大掛かりなものを想像してしまいますが、小さなものほどサイズやイメージに合わずに買えないということもしばしば。
妥協して既製品という手ももちろんありますが、リビングに置くものだしいつも見えるものなのでこだわりたいとも思いますよね。
ご依頼頂いたお客様は、家具もお好きなものがあってすでにお買い求めされていて、
そちらに色を合わせたものが欲しいという希望がありました。
また、植物を置かれるのである程度水に強いものでないといけません。
高さも、テレビ台の横に置いたりチェストの横に置いたりしても違和感のない高さ。
こうしてみると、意外に既製品では難しいのかもしれません。
アイアンの脚は、以前うちで作ったサイドテーブルのお写真を見てくださっていたのでそういうイメージで。
鉢物の植物は意外と重いので、以前作った3本脚では不安定なので4本の脚にしました。
天板部分は縁をつけて立ち上げて、サイドテーブルとして使う場合でも物が簡単に落ちないようにしてあります。
色はサンプルの色を見て頂いて、近い色に着色してウレタン塗装で水に強く仕上げました。
アイアンと無垢の組み合わせはシンプルですが主張しすぎない存在感で、お客様のリビングの家具にも馴染んでおりました。
小さいものでも、本当にそれぞれの暮らしに合わせたものをお届けできる。
久々のブログ更新は、NATURE FURNISHの原点回帰として反省とともにお届け致しました。
あけましておめでとうございます。
吉祥寺のショップは本日よりスタート致しました。
今日はまだお休みの方が多くてゆっくりされているのか、それとも皆さんお仕事で日常が戻ったのか
吉祥寺の人出はそれほどたくさんではない気がします。
みなさんゆっくりお正月のお休みは出来たでしょうか?
NATURE FURNISHも12月30日からお休みをしていた訳ですが
昨年も年末ギリギリに納品になってしまったお客様もいて、大変申し訳なく思いました。
でもみなさん家具が来るのを心待ちにして長らくお待ち下さり、ありがたい限りでした。
2023年も、NATURE FURNISHの家具を選んで下さるお客様皆さんが「頼んでよかった」
と思える家具を、丁寧に作っていきたいと思います。
毎年のことながら、新年は本当に人に恵まれた運を感じて、選んだ仕事の意味を考えます。
家具は暮らしの一部。
その暮らしの一部を担うことの責任と、嬉しさと楽しさを感じながら今年も頑張ろうと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
10月から、「製作集中期間」として吉祥寺のショールームを長らくお休みしていましたが、
本日より営業を再開させて頂きました。
製作の方が少し落ち着いた感はありますが、
それでもまだまだ長らくお待ち下さっているお客様がいらしゃいます。
皆さまに納品が遅くなる旨お伝えしてもご理解くださって、本当にありがたいです。
もうすぐ2022年も終わりますが、少しでも早く皆様のもとへ良い家具をお届けできるよう精一杯頑張ります。
また、一緒に働いてくれるやる気と気合いのある家具職人さんも随時募集中です!
忙しくて大変な仕事ですが、家具が出来上がった時の喜びはひとしおです。
季節もあっという間に冬になってしまいましたが、晴れた日は日差しが入ってあたたかです。
吉祥寺のお店にも是非ご来店下さい。
昨日のすごい雨から一転。
今日の日差しは夏のそれです。
中道通りを歩く人たちの日傘を今日はたくさん見ました。
昔からある日傘での涼は、日差しを遮って影を作って・・・というシンプルな方法ですがすごく理にかなっていますよね。
体感温度もずいぶん変わります。
今日ご紹介の家具も、昔から使われているラタンの家具。
こちらも、ラタンにしてあるのは理由があります。
キッチン収納の奥がラタンの扉収納になっています。
ラタンはその材料の特性として道管が多く、その中の気泡により空気中の水分の出し入れをするのだとか。
そのため、湿度の調節をうまくしてくれるので家具にも多く使われています。
キッチンは湿度の管理が難しい場所なので、ラタンの扉にすることで通気性を良くして中の湿度を下げる効果が。
もちろん、ラタンにしたことで完璧な湿度管理はできませんが、ラタンのナチュラルで自然な雰囲気がキッチンにぴったりです。
そしてキッチンだけでなく、こちらは玄関のシューズクローゼットの扉です。
こちらも通気性の面からラタンの扉をお付けしました。
どうしても湿気がこもりがちなシューズクローゼットは、扉をラタンにすることで風通しが普通の扉よりだいぶ良くなります。
こうして、効果の面からラタンのことを書いていましたが、やっぱりラタンはデザイン性もかわいい。
ラタン編みにもいろいろありますが、こちらは「かごめ編み」
丸い穴が開くように綺麗に編まれたラタンは、懐かしさと可愛らしさがポイント。
でも、今の暮らしにも馴染むデザインに組み込むことでとても新鮮な雰囲気になります。
家具はもちろん一年中使うものですが、ラタンのもつ涼やかさは夏っぽくてこんな暑い日にご紹介したくなりました。
basso sofaの生地を張り替えました。
ウォールナットの躯体に馴染む優しいベージュです。
ショールームに置くソファはサンプルなので、割とハッキリした色味にしていましたが、
今回のはお家イメージに近い雰囲気かもしれません。
「basso」はイタリア語で「低音」「ベース」の意味。
背もたれが低く、重心低めなことも、楽曲を下支えする役割という意味でもなんか雰囲気に合っていませんか?
このソファの安定感にピッタリの生地を選べた気がします。
生地の新しいサンプルも届きました!
今回の生地もいい感じです。
生地から選んで作っていくソファ作りも楽しそう。
*前回のテーブルのお客様のスツールは次回ご紹介します!