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台風の影響が残る中、ショールーム前の公園(じゃぶじゃぶ池)は今日から放水が始まりました。
早速こどもたちの騒ぐ声が聞こえてきます。
今回お届けしたお客様(前回のav boardに続き)のお宅にもまだ小さなお子様がいらっしゃったのを思い出します。
このキッチンカウンターは以前うちで製作したものをブログで拝見したお客様からお問合せ頂きました。
そこから新築のお宅に合わせてリ・デザインしスケッチしました。
キッチンを背にリビング側に向いた引き戸のカウンター下収納
もともとあった流し台の人工大理石のカウンター下を有効活用しました。
ご所有の書籍が多く、収納場所がキッチンにもあればということで、このタイプは隙間スペースならではの形ですね。
色も前回お伝えしたav boardと同じく少し明るめのチーク色
手掛けに関しては、引き戸なので掘込んだ中に黒革の鉄素材でアクセントを作ることにしました。
オーダーメイドで出来る事は既存のものではやはりぴったり収まらないものでも出来る事。
新しいお宅で生活をスタートするお客様が、オリジナルの空間で楽しく暮らしていくお手伝い出来てとても嬉しいです。
次回は完成した写真付きでお伝えする予定です。
前回のスケッチのavボードです。
こんな感じになりました。
スケッチを見て、お客様はご注文下さるわけですが
出来上がって納品し、実際のものを見て頂くまでどんなものになっているのかわからないのがオーダー家具です。
信頼して下さってのご注文ですから裏切るわけにはいかない。
納品は、喜びとプレッシャーを感じる時間でもあります。
サイズなどに間違いがないのはもちろん、着色の状態がご希望にあっているか?
などは、本当に納品してみないとわからないところでもあります。
幸い、今回もお客様がとても喜んで下さりホッとしました。
次回も、こちらに納めたものを紹介します。
ウチでの家具製作はお客様が欲しい家具についてご相談頂くことから始まります。
今回は、いくつかの家具についてご相談頂き、その1つがavボードでした。
オーディオ類で納めたいものがあり、そのサイズから決めていきました。
お客様のご希望のイメージもはっきりしていましたので、
何度かメール等でお打ち合わせしてスケッチを描き、
その後、細かいサイズなどのためにご自宅に伺わせて頂いたのですが、
実際設置する所を見せてもらうと、床の色などが思っていたよりも濃い色だったこともあり
着色の色をそれに合わせて少し変更。
また、その色に合わせて取手は真鍮にすることになりました。
明るめのチーク色ですが、真鍮の経年変化にも合うのでは?ということで。
家具は置く場所の雰囲気でイメージも変わります。
実際の現場を見る事で、デザインなどが変わることもよくあります。
お客様も、私たちも、迷い悩むところですが一緒に作り上げていける楽しい悩みです。
さて、完成品は?
次回、ご紹介させて頂きます。
雨の月曜日になりました。
なでしこジャパン残念・・・涙雨です。
7月に入り、まもなくNATURE FURNISHも5年目に突入致します。
大変なことがあった2011年。その7月にオープンしました。
震災で、いろいろなことが変わりました。
その中で、家具を作っていくことの意味を考える事もありました。
未だに答えらしき物はでないのですが・・
ただ、お店を通して新たな人達に出会ったこと、
お店がきっかけで以前のお客様から震災後ご自身も家具も大丈夫だったという話を聞けたことは
今の家具づくりをしていく上で、大きな財産となっています。
お店をオープンする時に頂いた植物達も、5年目をむかえ少しずつですが成長していて
いつの間にか、株分けをしたり鉢が小さくなってきたものもあります。
毎日見ていると気づかないものですが、少しずつ大きくなっています。
雨にうたれた植物を見習い、これからも少しずつ少しずつ成長し、
皆様に喜んで頂ける家具を作っていきます。
なでしこも、日本も、私も!辛苦の先の成長を願いたいと思います。
前回に続きまたまたウォールナットです。
これはお店のオリジナルとして製作した《IRON TABLE》
鉄脚テーブルのオリジナルとしてはCIRCLE TABLEに続き2台目になります。
サイズとしてもW1850mmと大きいので存在感もありつつ、大きめの天板アールと丸脚による柔らかさ?もあります。
いままで白太と呼ばれる木の外側の部分はあまり使用してこなかったのですが、
(使用するとしても同色にその部分を着色する事もあります)
このテーブルに関しては白太をあえて使用してみました。
今回は6枚の板を矧いで奥行き940mmの1枚にしてあります。
木の表情としては中心の赤身(黒い部分)と外側の白太があって1本の木なので本来のウォールナットの姿。
少し表情のある家具がお好みの方にはこんなウォールナットの家具はいかがでしょうか。
ウォールナット材は、チーク、マホガニーとともに世界三大銘木の1つだそうです。
確かに、この3000以上あるavボードの引き出しから扉までつながった木目は迫力があります。
そして迫力があるにもかかわらず、どことなくかわいらしい感じがするのもウォールナットの魅力。
ウォールナット=くるみ。くるみっていう名前もかわいらしい。
でも、じつはウォールナット材とクルミ材は違うものです。
国産のクルミ材はいわゆるウォールナット材とは全く趣きが違い、色も渋め。
うちで扱っているものは主にアメリカのウォールナット材です。
アメリカの広大な森ですくすく育った(あくまで想像ですが・・・)ウォールナット。
木目のひとつひとつが、美しく、厳しい自然のなか一年ずつ作られていくのでしょう。
そういう自然を頂いて家具を作る訳ですから、よりその材料が活きる家具を作りたい。
そして、使って頂く場所で長く家具としての命をまっとうしてもらいたい。
ご注文下さったお客様が、納品の際本当に喜んで下さいました。
嬉しさとともに、これからこの家具が長く大事に使って頂けることを確信しホッとする瞬間でもありました。
これからどうぞよろしくお願い致します。
描いていた形を現実にする、それはどんな仕事でも当てはまるところがあるのではないでしょうか。
何もないところから物を生み出すのは生みの苦しみ(?)があるのですが、家具を作る上ではまず作りたいのもがある、
欲しい形がある、しまいたい物がある等、出発は理想があるから動き出せます。
今回はお客様の中で家具のイメージがはっきりとしていました。
そこから細かい寸法等を詰めていき製作させて頂きました。
上段のオープン棚はオーディオを(背板に配線用の穴あり)、下段の左右引出しを開けると可動棚が各2枚。
中央引き出しは4段目まで吊り桟、5段目はスライドレールとなっています。
丸脚は高さを変えられる様にもう1セット低い脚をご用意しました。
全体はナラ材ですが、引き戸だけチェリー材を使用し弓形の手掛けを施してあります。
今後使っていくうちにもっと材種の違いが出て来て面白い風合いになるのも楽しみの1つです。
オーダー頂きありがとうございました。
ダイニングキッチンの収納は意外と足りない
新しいお家で生活をはじめると感じるのですが、食器やキッチン用品は減る事はほとんどなくむしろ若いご夫婦、
食器好き方等はきっと既存のキッチン収納だけでは収まりきらない!と…
こんなに食器あったかなと思うほど。。(私の場合)
この吊り戸棚は前回のキッチンカウンターの右上が現場に行った際ちょうど空いていたを発見して、
提案させていただきました。
圧迫感なく中が見えやすい様にガラスの開き扉に真鍮金物
お気に入りのコーヒーカップやグラスなどを収納してリビング側から、食事の時にすぐ取り出せるものを入れたり。
置き家具にしてしまうと部屋のスペースをとるところを吊り戸棚で少し(?)床の広さを確保できたでしょうか?
完成品はどんなでしょうか?次回にて…