order cabinet、cup board
2018/06/07 真鍮取手キッチン収納
2018/05/14 MIZUYA
水屋ってご存知ですか?
正確には「水屋箪笥」と言うようで、水を扱うところの台所で使われている箪笥ということなんですが。
(そういえば台所っていうのも最近言いませんね?キッチンが主流・・)
箪笥というか、主に食器等を入れる収納棚です。
でも、いわゆる食器棚とはちょっと雰囲気が違って、なんとなく昔の商家にあるような?
漫画のほうのサザエさん家にあるような?
そんなイメージで作った「MIZUYA」です。
写真を見て頂くと雰囲気伝わるでしょうか?
なんとなく懐かしいと感じて頂けた方、私と同年代以上とみました。
特徴は大きめのガラス扉の引き戸と、下の隠す収納引き戸。
間に引出しがあるのもまさに!でしょうか。
思えば昔の収納は引き戸がほとんどだったような・・・?
日本の住宅事情もあるでしょうが、扉を開ける時に場所をとらない引き戸はせまい台所に置くのに理にかなっていますね。
そしてそれこそが「和」の雰囲気を出している一因。
ふすま、などに通じる引き戸は何となく落ち着いたたたずまいを感じます。
ただ、あまりにも古風なイメージにしてしまうと現代の家に合わせるとちょっと合わなくなるので
バランスや、取手で今の「キッチン」にも合わせやすいものにしてあります。
取手は真鍮でシンプルながらもクールな感じ。
くすんだ真鍮の色合いがウォールナットに馴染みます。
水屋は台所に置かれる収納・・ということでしたが台所に隠れちゃうのがもったいないかも。
リビングに置いて頂いても大きなガラスからお気に入りの食器を見れるし、
サザエさん家のように本日のおやつを入れておくのもいいと思います!
「MIZUYA」使えると思います。
#水屋 #食器棚 #ウォールナット
2018/04/01 カウンター下収納、キッチン収納
今年は本当に春が早いですね。
少しづつ花びらが散って新緑が出ている木もあるようです。
桜が散ると春も終わりな感じがして寂しいのですが、花粉症を患っている身としてはこれからこそ春を満喫したいです・・
今日は桜ならぬチェリー材の家具をご紹介いたします。
カウンター下の収納と、キッチン収納です。
同じチェリー材でお作りしました。
やはり同材で作ると統一感も出て素敵です。
キッチン収納の方は、コンセントも使えるようになっているので家電や食器の収納に。
細かいものが多いキッチンは引出しの収納も大事です。
正面から見ても同じ材料なので綺麗に見えますよね。
ウチでは定番とも言える、カウンター下の収納。
最初の写真を見て頂けるとわかるように、カウンター下なので奥行きがそんなにないのですが
こうして幅に合わせた家具にしてしまえば、結構な収納量があります。
L字型にした左も収納を付けたので、合わせたらなかなかの収納スペースです。
扉は引き戸で、よく見ると金具がついているのが見えますか?
これ、鍵なんです。
まだ小さいお子さんがいらっしゃるのでイタズラ防止に。
一生懸命イタズラしようとする姿を想像するとカワイイし、鍵に阻まれている姿もカワイイ。
そんな光景にしっくりくるようなカワイイ鍵を取り付けました。
どこか懐かしい、昔みたことあるような鍵です。
こういう鍵って、結局は誰にでも開けることはできるわけで。
貴重品を終う、とかではなく「ちょっと大事なもの」入ってますというか?
でもその一手間をかけて終っておくのってなんかいいですよね。
昔の家具にはよくあったけど今はほとんどないっていうのがなんとなく寂しい・・
実用でもありデザインのひとつでもあっただろう鍵は、現代でも家具のワンポイントになってくれました。
2017/10/23 小さめウォールナット収納
嵐が抜けて、風は残っていますが久しぶりの青空です。
気温も上がっているのか、コートの人は少ないようです。
こうなるとまた着るものに迷いますね・・・
まあ、秋は洋服を悩むのも楽しみの1つでしょうか?
さてさて悩むのが楽しいのは、オーダー家具も一緒。
「オーダー家具の頼み方が分からない」とおっしゃるお客様も多いのですが、
「なんでもアリ」がオーダー家具のいいところです。
だからこそ、悩んでしまうのですがそれもまた楽しみ。
「ここのスペースぴったりの物」からスタートしてもいいですし、
「こんなイメージの家具を探しています」のスタートでもアリ。
「これを収納したいです」と先に納めるものから始めるのも大丈夫です。
今回のオーダー家具は。納めるもの主導のスタートでした。
納める予定のものはゴミ箱やパソコン、プリンターなどなど。
それらの大きさや、使い勝手を考えつつ、お好みのデザインを考えます。
そういったしばりの中からお客様に喜んでもらえるデザインを考えるのは難しくも楽しい時間です。
そして、しばりがあるからこそ考えつく家具も。
二台の収納。それぞれに役割があります。
左下の収納部分はゴミ箱を収納予定。
そのため扉を開けたら横にしまえるようになっています。
右の収納は、パソコンとプリンターが入ります。
一番上と三番目の引き出しは、開くとトレーが出せるようになっています。
三番目はプリンターのため。
一番上は、この収納の上にはコーヒーメーカーなどをおく予定なのでコーヒーカップのちょい置き用です。
トレーを引き出せるように今回は取手は木でフラットな形にしましたが、
ウォールナットと納めるお部屋の雰囲気にあわせて柔らかく見えるように曲線を入れました。
「納めたいもの」から始まっても「好みのイメージ」から始まっても「サイズぴったり」から始まっても
悩むのは皆さん一緒で、だからこそ唯一の家具が出来ていきます。
そして悩んだからこそ!の喜びもそれぞれ。
皆さんも、オーダー家具で「悩む楽しみ」してみませんか?
2017/08/25 変形チェスト
形が、変形の六角形のこちらのチェスト。
理由は・・・
こちらの窓下への設置のため。
扉も無垢とカラーの組み合わせの個性派です。
こういったコーナーがあるとリビングにも変化がでて素敵ですが、既製の家具は置くのが難しい。
壁の形も、窓の高さも生かしたい・・・ということで必然の形でした。
カラーの扉も見た目のアクセントだけでなく、
この色の所にはこれがしまってある、と印象がつきやすく利便性もあります。
人って割と色で覚えてたりしますよね。
近頃物忘れがひどい自分の収納もこうしようかな・・・
家具を作るとき、お客様と打ち合わせしながら
ご希望のものを作っていくことはもちろん、少しでも使いやすいもの、
そしてそれがデザインと必然が重なるように・・
というのはいつも考えているかもしれません。
使いやすい物は美しい、が目標です。
難しい・・・
2016/05/09 ベビーチェスト
ナラ材のベビーチェストを作りました。
ご注文下さったのは、娘さんのお母様。
孫が生まれるので、赤ちゃんのための洋服やオムツなどをしまうチェストをプレゼントしたいとのことでした。
ひとつこだわっていらっしゃったのが「子どもっぽすぎないもの」ということ。
ご自身も出産のおりにベビーチェストをお母様から頂いたそうですが
かわいらしい絵柄のついたものだったので、お子さんが大きくなると使いづらくなったとか。
なので、なるべくシンプルで長く使える良い物をというご希望でした。
ですが、赤ちゃんのお祝いのものなので優しい雰囲気のものがいいかな?
と、引出しの取手は掘込みを上下につけて表情を出した「ハンズチェスト」風にしてみました。
取手に出っ張りがないので、ハイハイをするようになってもちょっとだけ危険回避。
波のような曲線は柔らかい表情ですが、子どもっぽくはない。
赤ちゃんが大きくなっても使ってもらえたら嬉しいです。
ご出産予定が5月中旬ということで、4月までの納品をと思っていました。
なんとか4月に間に合った!と納品の日程調整のためにご連絡をとると、連絡がつかず・・
まさか!?そうなんです。予定よりも早めのご出産となり赤ちゃん生まれていました!
奥様はまだまだ身動きがとれないので、ご主人様にご都合を合わせて頂き無事に納品させて頂きました。
ご注文下さったお母様にもご連絡したところ、とても嬉しそうなお声が聞けました。
以前、「出産までに間に合えばいいから、慌てて作らなくてだいじょうぶよ?」と
言って下さっていましたが、その後に「でも、こればっかりはわからないから早く生まれちゃうこともあるかもね?」
とおっしゃっていたほうが、現実となってしまいました・・ご出産までに間に合わなくてスミマセン・・・
でも、赤ちゃんがご実家から戻る前には納める事ができてホッとしました。
ちょっと早めに出て来てくれた赤ちゃんは女の子だそう。
このチェストに、自分でお気に入りのお洋服をしまうようになるのもきっとすぐですね。
本当におめでとうございました!!
2016/03/07 壁→壁チェスト
リビングの壁際いっぱいのチェストを作りました。
ワイドが3500近くあるのですが、特注サイズの材料でチェリーの綺麗な木目をつなげました。
チェストのサイドに小さなオープン収納がつきます。
天板の高さが違うのは、既存のカウンターの下に納めるためです。
こちらが納めさせて頂いた状態です。
お客様は初めは、壁側の中央に1800ぐらいのチェストをお考えでした。
ですがお打ち合わせをするなかで、せっかくオーダーで作るなら壁から壁までの収納にしよう、ということに。
正確なサイズ測定のために現調に伺うと、キッチンカウンターの天板がリビングまで伸びていることがわかりました。
カウンターの天板までのチェストを作る、という選択もありましたが、
そうすると、カウンター下に20cmほどのデッドスペースが出来てしまいます。
そこでサイドの隙間に合わせたオープン収納を。
棚板は可動なので、お子さんの本やノートが入る予定。棚を外せばアイロン台などもしまえそう。
大きな家具ですが、取手などが無くフラットな見た目は存在を主張しすぎずなじんでいます。
収納力ももちろんありますが、広い天板には小物を飾ったり、お家の個性が出せそうです。
2016/01/08 ナラ+α<アイアン>の3兄弟partⅡ
以前に、ナラ+α<アイアン>の3兄弟として工場で撮った写真をブログに載せましたが
納品をさせて頂いて設置した状態の写真です。
工場で撮ったものと雰囲気が違って見えます。
実は、雰囲気だけではなくて前回の写真と違っているところが・・・
お気づきになられた方はいらっしゃるでしょうか?
右のチェストのアイアンの棚が工場で撮ったものと反対についています。
ブログで「滑らないストッパーを仕込んでありお好みで右にも左にも移動可能」
と書いてあるように、棚を右に移動してあります。
もともとはチェストは向かって左に設置する予定でしたが、実際に納品してみて
お客様がバランスなどを見てやはり右にしよう、ということになりました。
そのため、棚も右寄せに。
今回は、それぞれの家具が独立した形だったので置く場所を迷うのもまた楽しいですよね。
しばらくして、模様替えなどをした時に新しい表情に見えるのもまた良いものです。
こちらは、なんとか年内に納めさせて頂く事ができました!
ご夫婦で喜んで下さっているとのメールも頂き、嬉しい気持ちで年を締めくくれました。
年をまたぎ、待っていて下さるお客様のために今年もスタッフ一同頑張ります!
2015/12/26 ナラ+αの3兄弟
クリスマス前にナラ材で統一したオーダーメイド家具3点をお届けしました。
以前もナラのチェストをご依頼頂いたお客様からのご注文です。
ありがとうございます。
AV board、PC rack、rack on chest 3点を横一列に並べて配置するため、
それぞれのバランスを大切にデザイン&製作させて頂きました。
中央配置のAV boardは中でも一番横長で、無垢の木目が特徴的
W1400の3列扉は上下共に下開きの仕様です。
3つとも前回のチェスト同様シンプルに掘込み手掛けで統一しました。
両サイドに配置予定のPC rack(写真;2枚目)とrack on chest(写真;3枚目)はアイアンを使って全体に少し遊び心を
W600のPC rack は、下3段の引出し箱にPCを置いて作業出来るよう一番上の引出しはスライド式天板になっています。
見せない収納として上の箱は開き扉付きですが、奥行きを抑えて全体の圧迫感を少なく、
横から見るとAラインです。
そして、W900のrack on chestは上部のラックは固定ではないんです。
滑らないストッパーを仕込んでありお好みで右にも左にも移動可能
取り外して、別の場所で使う事も出来てしまう便利なシロモノ
キッチンで調味料入れ、ベッドサイドでブックシェルフ等、、、
下のチェスト単品でも使って頂けるようこの仕様になりました。
3者並んで設置したご様子は年明けにお届けしたいと思っております。
おたのしみに!
2015/10/08 ナラ材チェスト
今回ご紹介するのは、ナラ材チェストです。
先日、新築のお客様のお宅に納品させて頂きました。
こちらのお客様は、造り付けの収納ではなくあえて置き家具での収納というのをご希望でした。
造り付け家具のスッキリ感を選ぶか、置き家具の自由な感じを選ぶか・・
本当に悩むところですが、そこはオーダー家具の強み。
お打ち合わせしながら、ベストなものを作っていくことができます。
そしてお客様が選ぶのはやはり、そのお家にはこれだった!というものがほとんどです。
こちらのチェストも床材との雰囲気が合っていて、ここはやはり置き家具がピッタリでした。
新しい床材と共に経年で少しづつ飴色に変化するのも楽しんで頂けたらと思います。
ちょっと間が開いてしまいました。
入梅したそうですが、その晴れ間に気持ちよくブログを更新致します。
本日は大きめのキッチン収納。
壁いっぱいの収納はなかなかの迫力です。
ウォールナットの濃いめの色合いに真鍮の取手やつまみが少しクラシカルな感じです。
お客様は真鍮のだんだん色がくすんでいく状態も楽しみにされていました。
下台はすべて引出しで同じ半円の真鍮取手です。
今は差し込む光をきれいに反射していますが、経年でくすんできても鈍く光って雰囲気が出ると思います。
物がたくさんあるキッチン回りもこれだけの引出しがあれば収納力も完璧です。
引出しサイズも色々にしたので、意外と大きいキッチン関係の物達も納めることができます。
食器等をしまう扉収納はガラス扉で、こちらも柄のガラスにしたことで雰囲気が出ました。
取手やガラスなどはお客様がお選びになりましたが、デザインなどの提案は色々とお任せ下さいました。
実はこちらのお客様もものづくりに関わるお仕事をされています。
そんな方からお任せされるというのはプレッシャーもありましたが、楽しくもありました。
自分とは違う形でなにかを作る仕事をされている方を見ると、その度にいろいろ刺激を受けます。
そして、「ナゼ家具の仕事を初めたんだっけ・・?」と思い出すこともしばしば・・
今回もお客様の仕事の様子を少しだけ見せて頂くことがありましたが、ものを作っていくって難しいけど面白いものだなと改めて思いました。
やっぱり良いもの、面白いものを作っていきたいです。